成分に要注意?【リガオス】薬用スカルプシャンプー成分と口コミの実態

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CMに人気俳優を起用し、話題を集めているリガオス薬用スカルプケアシャンプー(ラボーテ・ジャポン株式会社)。今回は、リガオス・スカルプシャンプーの効果や成分内容、価格や口コミ内容に注目して詳しく解説していきます。

リガオスは、旧スカルプDと同じ「ラウレス硫酸系シャンプー」

リガオス 薬用スカルプケアシャンプー for OILY SKINの成分のなかで、まず注目すべきなのが「ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム」が配合されている点。

リガオス全成分の表記順を見ると、かなり高い割合でポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウムが配合されていることが分かります。

では、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウムとは一体なんでしょうか?

その正体、実は「ラウレス硫酸ナトリウム」なんです。

「ラウレス硫酸」については、以前も紹介しましたが、「髪の害になることはあっても、ケアすることはできない」という刺激の強い最悪な成分。

ラウレス硫酸系のシャンプーは洗浄力が強いため、オイリータイプの頭皮の方は「洗いあがりサッパリ!」という満足感が得られる反面、その強すぎる洗浄力で頭皮にとって必要な水分や皮脂まで根こそぎ奪い取ってしまいます

それでも「サッパリとした清涼感」が心地良いため、結果として「良いシャンプーだった」という口コミが広がります。

つまり、ラウレス硫酸系成分の実態は「安値で強力な清涼感が得られる」+「シャンプーの生産コストが安くなる」という理由のみで多くの安価なシャンプーに配合される、避けるべき成分なのです。

ラウレス硫酸系シャンプーの害について、もっと詳しく。

シャンプーの成分表記は統一されていないため、メーカー側が様々な表記をもちいて記載します。

リガオスは成分表記上で「ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム」と表記していますが、それはラウレス硫酸ナトリウムの科学名であり、同じ成分です。

リガオスはスカルプ系シャンプーの割に、価格が安いが…

本格的な薬用スカルプケアシャンプーとして発売されているリガオス。ライバル系のスカルプシャンプーより内容量が多く割安感があり、さらにスタイリッシュな宣伝で気になっている人は多いのではないでしょうか。

現在のリガオス薬用スカルプシリーズの値段。
シャンプー(450ml)3,675円+コンディショナー(350ml)3,800円

(2012年3月調査。)

この値段は、リガオスが本当に成分に気を使った、高機能なスカルプケア商品であれば適切な価格であり、割安とも言ってもいいでしょう。

しかし上記で紹介したように、リガオスはラウレス硫酸系のシャンプーです。

ラウレス硫酸系のシャンプーのメリットはただ一つ「値段が安いこと」であり、ドラッグストアで【350ml入り500円】程度で売られているシャンプーに多く見られる成分です。

他のスカルプシャンプーに比べて価格が安かったとしても、リガオスの成分内容と販売価格を評価すると、とても割高なシャンプーだという印象を受けてしまいます。

リガオスの有効成分は、グリチルリチン酸ジカリウム

リガオスの薬用スカルプケアシリーズには、シャンプー・トリートメント(チャージャー)ともに、有効成分として「グリチルリチン酸ジカリウム」が配合されています。

「グリチルリチン酸ジカリウム」とは、ニキビや肌荒れのケアや、医薬品としては抗アレルギー薬・アトピー薬・目薬などに使われる抗炎症剤。高い抗炎症作用により、清涼系シャンプーや育毛剤にも使われる成分です。

頭皮を殺菌・消毒し、頭皮の皮膚炎や汗臭を防ぐ効果があるとされています。

ですが、極端に洗浄力の強い「ラウレス硫酸ナトリウム」で頭皮を洗い、さらに殺菌・消毒するという配合は、「頭皮から皮脂を奪う」ことに傾きすぎている印象も受けます。

正しいスカルプシャンプーは、頭皮に負担のかからない洗浄力で余計な汚れ・皮脂を落とし、同時に頭皮に潤いを与えることで実現します。

頭皮の水分・油分を根こそぎとってしまい、フケ・かゆみ・肌荒れの原因を作りながら、抗炎症作用で抑えこんでしまっては、正しい頭皮ケアからは遠ざかってしまうのではないでしょうか。

もちろん、リガオス 薬用スカルプケアシャンプー for OILY SKINにも、保湿成分がいくつか含まれています。

ですが、はじめから「頭皮への負担が少ない洗浄成分」を用いたスカルプシャンプーを選んだほうが、頭皮への無駄な負担を避けることができると思います。

大手メーカーのシャンプー価格の大半は宣伝費

大衆向けに販売されるシャンプーの多くは、多額の広告費をかけて大規模に宣伝します。

リガオスに限らず、大規模な宣伝を行っているシャンプーは販売価格に広告費が上乗せされるため、そのツケがシャンプーの成分内容に跳ね返ってきてしまいます。

結果として、価格に見合わない成分のシャンプーが流通してしまうのです。

シャンプーは日々継続して使うものであり、「今生えてる髪のケア」だけでなく「これから生える髪の為のケア」が行える重要なアイテムです。

即効性や使用感ではなく、継続して頭皮環境が整えられるタイプのシャンプーを選んで使用するようにしましょう。

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