男の頭皮ケアに着目し、スカルプシャンプーの大流行を巻き起こした、ご存知『アンファー スカルプDシリーズ』。独走状態といっても言っても良いほどの知名度を誇るスカルプシャンプーですが、2013年4月12日にフルリニューアルされたようです。
今回は、新リニューアルされた『スカルプD スカルプシャンプー オイリー』の成分とその効果について、旧製品と比較しつつ評価してみます。
リニューアル後の全成分解説を見る場合はこちら。
⇒スカルプD スカルプシャンプー オイリー[脂性肌用] 【2013年4月新リニューアル】 全成分の効果
そもそも何故、スカルプDはリニューアルを繰り返すのか?
商品の人気に火がつき、口コミやリピーターが増えてくると、普通であれば商品は『定番化』されます。
メーカーの看板商品として定番化することで、『ずっと変わらない品質』『継続して使える安心感』をイメージつけることが出来ますし、メーカーとしてはメリットが大きいはず。
特にネットが普及した現代では、商品購入時に『口コミ』を参考にする利用者が多く、安定したレビューや意見は消費者を安心させる効果もあります。
ですが商品の大幅にリニューアルを繰り返した場合はどうでしょう。リニューアルするたびに、それまで蓄積した口コミや評価はリセットされてしまいます。
リニューアル前のシャンプーに効果を感じて愛用していた人も、『気に入っていたのに、なぜリニューアルするのか』と戸惑ってしまいますよね。
なんだかデメリットばかり多いように感じるリニューアルです。では何故、スカルプDはリニューアルを繰り返すのでしょうか。
スカルプDのこれまでのリニューアル履歴を振り返ると、『スカルプDがリニューアルを繰り返す理由』が浮かび上がってきました。
初代スカルプDとは全く別物。色々な意味で、進化している。
ハゲ学ドットコムでは過去にも何度か、スカルプDの成分を対象とした記事を紹介してきました。
初代からの変化を振り返ると、『スカルプDがリニューアルを繰り返す理由』と、9代目スカルプDのちょっとすごい変化が見えてきます。
初代スカルプDの成分を紹介した記事では、『初代スカルプDの成分内容はかなりお粗末』『高い割りに良くない成分』『口コミの影に隠された”落とし穴”に注意』等、スカルプDを散々こき下ろした内容になっています。
確かに初代スカルプDは、洗浄力が強すぎる、値段の割りに工夫がない等、多くの問題を抱えていました。
記事:それでもスカルプDを使うか?薬用スカルプD、価格の秘密。
当初、スカルプDの価格は4,800円でしたが、この頃から価格が3,800円に値下がり、価格+内容が大幅にリニューアルされました。
■リニューアルで改良された点
・過剰に皮脂を取り去るばかりだった初代に比べ、『適度に洗う+潤いを与える』為の成分に改良。
・頭皮に余計なダメージを与える洗浄剤『ラウリル硫酸アンモニウム』の配合はなくなり、洗浄剤は若干マイルドに。
・有効成分が3種に増える。<ピロクトンオラミン、グリチルリチン酸2K、サリチル酸>
・保湿系成分も一新。
『シャンプーの中身よりも、知名度や宣伝に力を入れている側面』が強いと感じた初代スカルプDにくらべ、値下げ後のスカルプDは随分まともなシャンプーになっています。知名度はもう充分なので、価格に見合うシャンプーに改良すべく、中身に力を入れ始めたのかな?と感じました。
知名度のや売れ行きの向上と共に、『名前に負けない、良いものを開発しよう』とする企業努力が進化したような気がします。
その後もスカルプDは何度かリニューアルを繰り返し、つい先日、9代目となる新スカルプDが発売されました。
(2013年4月17日発売)
そこで、リニューアルされた9代目スカルプDに追加された成分をじっくりみてみたのですが、ちょっと面白い事に気付きました。
『もしかして、こういう理由でリニューアルを繰り返していたのかな?』という発見があったので、紹介してみます。
9代目スカルプDは、時代と共に『新しい成分』を積極的に取り入れている?!
リニューアルされた9代目スカルプDの成分を見ていると、『これは!』と思えるような成分がいくつかありました。
中でも注目したいのが『バンジロウ葉エキス』と『ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム液』と言う成分。
男性・女性両方の薄毛への効果があるとされ注目される新原料。
男性型脱毛症(AGA)と女性の薄毛(毛が細くなりボリュームダウンしていく症状)の両方に改善効果が期待できるそうです。
(参考:バンジロウ葉エキス)
通常、ヘアケア成分は『表面からコートするタイプ』と『内側から修復するタイプ』に分かれますが、それぞれ問題点があります。
1.表面からコートするタイプ
ハリツヤを出したり、外的刺激から髪を保護する効果はあるが、根本的なダメージを修復できる訳ではない。
2.内側から修復するタイプ
有効な成分を毛髪内部に浸透させ、再流出を防ぎ定着させるには、時間や技術(熱処理)等が有効であるため、自宅のケアとしては難しかった。
『ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム液』は、それらの問題を同時に解決できる『画期的な新成分』として期待されています。
1つの成分で『素早く浸透+定着しやすい性質+毛髪の表面コート』全てが可能というのですから、ちょっと驚きです。
(参考:ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム液)
この他にも、主となる洗浄成分を『アミノウォッシュプラス』(アミノ酸系合成界面活性剤)に変えていますが、こちらも新しい成分です。
もうお分かりだと思いますが、これらの成分はどれも『最近になって開発されたorヘアケアや育毛効果が発見された』新成分なんです。
化粧品やシャンプーの原料・成分検証は日夜研究され、進化しています。
『長年愛される、変わらない定番品質』というのも大切ですが、スカルプDはどうやら『新しい技術をどんどん吸収していく』道へと進化しているようです。
初代の頃は全く好感が持てなかったスカルプDシリーズですが、こうして成分の変化を追ってみると『努力しているんだな』ということが伝わってきました。
薬用スカルプD スカルプシャンプー オイリー[脂性肌用]【4月17日発売】
男性特有の肌質(脂性肌)に対応した薬用スカルプシャンプー。皮脂を落とすのはもちろん、頭皮環境を整えてフケ・かゆみ、汗臭も抑えます。
【POINT1】アミノウォッシュ+
【POINT2】ナノカプセル配合
【POINT3】スカルプDシリーズの相乗効果
【POINT4】頭髪専門機関との11年の臨床実績
※高濃度 大豆由来成分配合 ※アレルギーテスト(RIPT)済 ※ノンシリコン/石油系界面活性剤フリー/パラベンフリー/着色料フリー/合成香料フリー/フェノキシエタノールフリー
公式サイト(1本から送料無料) / アマゾン / 楽天
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