<成分の概要>
N-カプリロイルアシルグリシンとは、グリシンと脂肪鎖の縮合によって得られる脂質アミノ酸であり、別名リパサイドC8Gと呼ばれる成分です。pH調整剤に分類される成分です。
<別名や類似成分>
N-カプリロイルアシルグリシン│N-カプリロイルアシルグリシン(リパサイドC8G)│リパサイドC8G
<効果や作用>
N-カプリロイルアシルグリシンには、アミノ酸類、保湿、抗炎症、抗菌、皮脂分泌改善、血行促進としての効果があります。
<安全性・毒性・注意点>
安全性は高く、副作用の心配はほぼありません。
<肌や頭皮に対するN-カプリロイルアシルグリシンの効果>
N-カプリロイルアシルグリシンには、肌のpH機能を調節し、健康的な弱酸性へ整える効果があります。
肌はもともと弱酸性ですが、一般的な石鹸やシャンプーを使用した場合、肌はアルカリ性に大きく傾きます。
理想的な肌バリア機能が働いているのは「弱酸性」の状態。
それに対し、弱アルカリ性になっている肌は、アクネ菌など皮膚や頭皮に悪影響を及ぼす雑菌が最も繁殖しやすい状態です。
N-カプリロイルアシルグリシン(リパサイドC8G)には、肌や頭皮のpHを調整し、弱アルカリ性の無防備な状態を短くする効果があります。
<皮脂性頭皮に対する効果>
N-カプリロイルアシルグリシン(リパサイドC8G)には、皮脂分泌量を適切な状態に保つ効果があります。
pH調整により肌のバリア機能を速やかに回復し、過剰な皮脂の分泌を抑える効果があるので、トラブルの少ない頭皮環境への効果が期待できる成分です。