帽子をかぶるとハゲるのか。一般的には、帽子=頭皮に良くない!という印象が強いですが、実際はどうなのでしょう。
今回は、帽子が髪や頭皮に及ぼす影響と、帽子をかぶるメリットとデメリットを紹介します。
帽子をかぶると禿げる!半分はホント・半分は嘘
薄毛を気にする人なら、帽子が頭皮にどう影響するのか?一度は気になったことがあるはずです。
一般的には「帽子を被ると禿げる・蒸れて頭皮に良くない」と聞くので、帽子はハゲに良くない!という気持ちになります。
ですがこの噂、半分が本当で半分は嘘。
帽子は被り方によって、確かに頭皮に悪影響を及ぼします。
ですが、被り方を気をつければ、帽子は髪や頭皮に良いアイテムとして使うことが出来ます。
髪や頭皮に悪い帽子のかぶり方
帽子で禿げる!と言われる一番の所以は、やはり「頭皮の蒸れ・環境悪化」に関係します。
まずは髪や頭皮に悪い帽子の被り方の例をあげてみます。
■頭皮の蒸れに注意タイプ
・帽子を長時間かぶったまま。
・夏場に蒸れる素材の帽子をかぶる。
・室内で帽子をとらない。
■頭皮の血行に悪影響タイプ
・しめつけがキツい帽子。
■髪に悪影響タイプ
・帽子がきつく、毛をこすってしまうタイプ
まず「■頭皮の蒸れに注意」タイプですが、長時間帽子を被っていると、帽子の中は蒸れ、さらに皮脂も分泌されているので雑菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。
薄毛を気にする人や、オイリータイプの頭皮を持つ人にとって「清潔な頭皮環境」を保つ事はとても大切です。
次に、「■頭皮の血行に悪影響 ■髪に悪影響」タイプですが、こちらはかぶり方というより帽子の構造に注意が必要です。
締め付けがきつい帽子は頭皮の血行を阻害してしまいますし、また頭皮や髪をこすってしまう帽子は髪や毛根に負担を与えてしまいます。
帽子はただの悪者ではない!正しくかぶれば救世主。
蒸れや締め付けに気をつけたい帽子ですが、かぶり方によっては髪・頭皮の救世主となります。
帽子はどんなものから髪・頭皮を守ってくれるのでしょうか?
意外と気にしない事ですが、体のなかで頭頂部は最も紫外線を浴びやすい部分。
髪の長い女性は、紫外線による頭皮のダメージは髪の毛にも分散されます。
ですが、髪の短い男性や薄毛に悩む人は、頭皮を紫外線から守ってくれる髪そのものが少なくなっています。
薄毛を気にする人にとって、夏場の紫外線を直接浴びることは、頭皮にとって大きなダメージとなってしまいます。
夏場の帽子は、髪や頭皮を紫外線から守るには有効なツールです。
冬は暖かいコートやマフラーを用いて防寒対策をします。それと同じように、頭や頭皮も寒さから守ってあげることは大切です。
冷たい空気に直接さらされた頭皮は、寒さで血管が収縮してしまいます。
また、冬の乾燥した空気や風に直接ふれることは、頭皮の乾燥にも繋がってしまいます。
洗浄力の強いシャンプーを使っている場合、皮脂が根こそぎとられ、頭皮は意外と乾燥していることがあります。
「冷たく乾燥して硬くなった頭皮」は育毛にとって良くありません。
冬場の帽子は、寒さと乾燥から頭皮を守ってくれます。
正しい帽子のかぶり方!~夏編と冬編~
帽子を正しく被れば、薄毛の人にとってメリットはデメリットより大きくなります。
夏編と冬編に分けて、おすすめの帽子の被り方を紹介してみます。
■夏の帽子のかぶり方
・外に出るときは、髪・頭皮の紫外線対策として帽子をかぶる。
・汗をかいたときは、帽子をとってタオルやハンカチなどでまめに汗を拭き取る。
(汗や皮脂の放置が蒸れや雑菌の繁殖につながります。)
・室内や日陰では帽子をとり、頭皮の換気をする。
・帽子をかぶらない間は、帽子も通気性の良い場所に置く。
・帽子は定期的に洗濯やクリーニングをし、清潔に保つ。
・帽子で蒸れを感じた日は、出来るだけ早くシャンプーし頭皮を清潔に保つ。
※一度蒸れた頭皮を放置して寝るのは、皮脂・雑菌の観点からNGです。
■夏におすすめの帽子
・アウトドアハット(通気性・紫外線カット良好。つぶして持ち歩ける。)
・メッシュキャップ(通気性良好。着用時に締め付けないこと。)
・ハット(素材に注意。通気性のよい麦わらやメッシュタイプがお勧め。)
・ハンチング(素材とサイズに注意。メッシュがお勧め。)
※どれも通気性の悪い素材(レザー、ニット、ウール、起毛素材製)は避ける。
※小さい帽子は締め付けや擦れが大きくなるので、サイズに注意。
中でもお勧めなのが、通気性が良く、紫外線カット素材でできているアウトドア系ハットです。
つぶしても型崩れせず、かばんに入れて持ち運べるので邪魔にならないという魅力もあります。
シンプルで誰にでも似合うデザインなので、普段は帽子をかぶらないという帽子初心者にもお勧めできます。
ザ・ノースフェイスのアウトドアハット 夏に★★★★★ 紫外線はしっかりブロック+特殊メッシュ加工で通気性バツグンのブリマーハット。 洗濯もしやすく乾きやすい。 |
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■冬の帽子のかぶり方
・寒い日や風の強い日に、保温性のある帽子を被る。
・夏にくらべ汗や皮脂による汚れは少ないが、汚れが気になる前に清潔に保つ。
・冬場の室内は暖かいので、室内では帽子をとる。(蒸れ防止)
■冬におすすめの帽子
・ウール・ニットなどの保温性・保湿性がすぐれた帽子。
・シンプルなニット帽は男性にも良く似合うのでお勧め。
・スーツにはハットが似合う。裏地付きの冬用ハットは保湿性も良好。
・ハンチング帽。収納時に邪魔にならない。
参考:NEW YORK HAT ニット帽
参考:フォーマルに決めるなら、ハイクラスハット Borsalino
帽子は男のオシャレとしても大活躍
頭皮に負担になる整髪料を使いたくない・・・。薄毛が気になって好きな髪形に出来ない・・・等など。薄毛やハゲを気にする人は、髪型で悩むことも多いと思います。
そこで、オシャレとしても取り入れたいのが男性の帽子。
帽子はコーディネートに慣れてくると、オシャレに欠かせないアイテムになってきます。
また、髪型やバッグで派手なオシャレが色々楽しめる女性とは違い、男性は小物にこだわるとカッコ良く見えます。
頭皮を紫外線や冬の乾燥から守ってくれる。さらに髪のコンプレックスを気にする事なくオシャレを楽しめる帽子は、まさに救世主。かぶり方に気を配りながら、是非日々の装いに取り入れてみて下さい。
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