亜鉛はミネラルの一種で、食事で摂ったタンパク質を「髪の毛」に変えてくれる大事な栄養素。
亜鉛不足だといくらタンパク質を摂っても、タンパク質が髪にならないんです。つまり、亜鉛が不足すると抜け毛・薄毛・白髪など様々なダメージとなって頭皮に表れてしまうわけです。
亜鉛は効果が実感しやすい栄養素ですので、簡単にはじめられる育毛として特にお勧めの栄養です。お勧め亜鉛サプリはコチラ
- こんなタイプは要注意。
- 亜鉛不足が招く症状
- 亜鉛の吸収率が下がる要因
- 亜鉛の必要摂取量-目安量
- 失敗しない亜鉛サプリの飲み方-副作用
- 髪に良い亜鉛サプリの選び方
- 亜鉛サプリによって値段が違うのはなぜ?
こんなタイプは要注意。薄毛は亜鉛不足のサイン?
うっかりすると不足しがちになってしまう亜鉛。こんなタイプの方は要注意です。
これらは、上段が亜鉛不足のサイン、下段は亜鉛不足をまねく習慣です。
亜鉛は、牡蠣(カキ)・レバー・チーズ・卵黄・うなぎ・納豆・もも肉・ホタテ・アーモンド・そば粉・干しエビ・のり・落花生などに多く含まれています。
ジャンルで言うと貝類に多く含まれ、肉類・乳製品・豆類と続きます。
ですが、亜鉛は吸収率の悪い栄養素の一つであり、食事で実際に摂取した量の全てが吸収・活用されるわけではない、という特性があります。
亜鉛不足が招く症状
亜鉛不足は髪へのダメージだけではなく、精力減退・味覚障害の原因になります。
これらは適切な量の亜鉛を摂ると改善されます。
- 髪の毛への影響
- 抜け毛・白髪が増える。
- 髪に元気がなく、毛が細く弱い。
- 髪の栄養が足りていても、亜鉛不足により栄養が髪にならない。
- 精力減退
- 亜鉛は精子の生成に欠かせない成分。
- 不足すると精力減退や精子数の減少につながる。
- 射精数が多いと失われる亜鉛も増えるので、意識して摂取する。
- 味覚障害
- 舌の粘膜にある味細胞の新陳代謝を促すのは亜鉛です。味オンチの方や、急に濃い味が好みになった方は要注意です。
亜鉛の吸収率が下がる要因
- 亜鉛の吸収率が下がる要因
- ・食物繊維が豊富な食品と食べると、繊維と一緒に体外に放出されてしまう
- ・緑黄色野菜(人参やホウレンソウなど)と食べた場合も吸収率が下がる
- ・インスタント食やパンなどに含まれる成分が、亜鉛と結合して吸収率が下がる
- 亜鉛の吸収率を上げるには
- ・ビタミンC、クエン酸には亜鉛の吸収率を上げる作用がある
- ・食品から亜鉛を得る場合は、同時にビタミン・クエン酸(レモンに多い)を摂る
さらに亜鉛は、失う機会も多い栄養。以下の様な原因で日々消費されていきます。
- 亜鉛が多く消費されてしまう要素
- ・ストレスを感じると大量に消費されてしまう。
- ・仕事・激しい運動により疲労がたまると亜鉛の消費量も多くなる。
- ・お酒を飲むと、アルコールの解毒に亜鉛が大量に消費されてしまう。
- ・射精するたびに、亜鉛が体外に排出されてしまう。
- ・高齢になるにつれ吸収率が下がる。
外食・コンビニ食・ファーストフードの多い現代人の食生活では、意識しないと摂りづらい上に消費する要因が多いので、気づかないうちに亜鉛不足に陥っている方が意外と多いそうです。
亜鉛の必要摂取量-目安量
亜鉛の一日摂取量目安は、1日あたり最低2.1mg~15mg。
生活習慣によって最適量は違いますが、ハゲに悩む方なら多めに摂っておきたい所。
育毛目的で亜鉛を飲む場合は、多い人で1日20~50mg摂取する方もいるようです。
15mgを例として、食品から得られる亜鉛量の目安を挙げてみます。
- 15mgの亜鉛を食品から摂る場合の目安
- ・亜鉛含有量が最も多い生ガキ:6個分
- ・鶏もも肉:500g分
- ・牛もも肉:340g分
- ・ナチュラルチーズ:200g
上記の例は、食品に含まれている亜鉛を全て消化・吸収できたとしての目安量です。カキはずば抜けて亜鉛の含有量が多いですが、比較的亜鉛の含有量が多い肉類でも相当な量を食べなくてはいけないという事です。
失敗しない亜鉛サプリの飲み方-副作用
亜鉛は体にとって有効な成分ですが、サプリメントにより1度に大量に摂取すると、頭痛や吐き気などの症状が表れることがあります。
亜鉛サプリを飲む時の注意点
・空腹時には飲まず、食後に飲む。
・1度にまとめて摂らずに、朝昼夕と分けるのが望ましい。(朝・夕でもOK)
・頭痛・吐き気などの副作用が出たら、目標量にこだわらず摂取量や飲む回数を減らす。
・長期的に亜鉛サプリを摂る場合、他のミネラルやビタミンも意識して摂取する。
とくに空腹時に飲まない・1度に大量に摂取しないようにするのは大切です。サプリの効果を上げるためにも大切ですし、空腹時に亜鉛サプリを飲むと、頭痛・吐き気などの副作用が表れやすくなります。
また、毎日同じ量を摂取するのではなく、食事の内容に合わせて調整する飲み方が理想でしょう。
牡蠣(カキ)・レバー・チーズ・卵黄・うなぎ・納豆・もも肉・ホタテ・アーモンド・そば粉・干しエビ・のり・落花生・黒ゴマなどを食べた日は、亜鉛サプリを減らせるはずです。
慣れてくると、自分に合った摂取量を調整出来るようになると思います。
髪に良い亜鉛サプリの選び方
亜鉛サプリは種類により成分が違うので、髪のために亜鉛サプリを飲む場合の選び方を紹介します。
髪に良い亜鉛サプリの選び方
・キレート加工(亜鉛の吸収率が上がる加工)されている。
・朝・夕と分けて飲んだり、摂取量を調整するために小粒タイプを選ぶ。
(1粒で25mg以上の亜鉛を含むサプリはあまりお勧めできません。)
・髪の為に飲むなら、亜鉛意外のミネラル・ビタミンが含まれているタイプが望ましい。これらに注意して亜鉛サプリを選べば、亜鉛サプリ選びで失敗はしないと思います。
お得に亜鉛を摂取する方法
育毛効果を求めて亜鉛以外のサプリも飲む場合は、はじめからマルチビタミン&ミネラルサプリの中から亜鉛が多く含まれているものを選ぶと出費が抑えられます。
国産のマルチ系サプリは各成分の含有量が少ないものが多いですが、海外製品にはマルチサプリ1つで充分な亜鉛を含むものがあります。無駄な出費を抑えるなら、海外サプリをお勧めしています。
亜鉛サプリによって値段が違うのはなぜ?
亜鉛サプリは100粒800円のものから、60粒で3,000円。高いものだと8,000円のものまであります。
値段が違うとなにが違うのでしょうか?
亜鉛サプリの値段の違い
①天然と合成の差
安い⇒合成成分のサプリが多い。 普通~高い⇒天然成分。
②配合成分・バランスの違い
安い⇒亜鉛+1~2成分のみ
普通~高い⇒亜鉛の吸収を助ける成分がバランスよく配合されているタイプが多い。
値段の違いは吸収率の違いに出るようです。ただし、安い亜鉛サプリが悪いわけではなく、飲み方を工夫(他の食品やサプリで栄養を補う等)すれば、効果は望めます。
合成サプリと天然サプリの違いは、天然のほうが吸収率に優れ、身体への負担が少ない。安心感が高い、などが挙げられます。
ただし、髪のために飲むのであれば、亜鉛+他のミネラルビタミンも同時に摂ることをお勧めします。
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