1.【頭皮のかゆみ】最も多い原因は、間違えたシャンプー方法や整髪料

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頭皮の不快な悩みである『痒み・臭い・フケ』などなど。

一般に、頭皮の痒みの原因は、『誤ったヘアケア・生活習慣や食生活・体質的なもの』の3つに分けられますが、まずはじめに疑いたいのが、『シャンプーやリンス、整髪料(誤ったヘアケア)』が原因によるもの。

シャンプーは日々のかかせない習慣ですが、無頓着なヘアケアこそが痒みの原因だった、という事は意外なほど多いのです。今回は、意外と気づかない『頭皮の痒みの原因になってしまうシャンプー方法や習慣』と、その改善策を紹介していきます。

目次

最も多い『頭皮の痒み原因』は、間違えたシャンプー方法や整髪料

間違えたヘアケア習慣による痒みの原因はいくつかありまずが、まずはじめに下記の3点をチェックしてみて下さい。

シャンプーやリンスをしっかり洗い流していない

男性は髪が短い人が多いため、シャンプーのすすぎにあまり時間をかけない人も多いようです。ですが、シャンプーやコンディショナーのすすぎ残しは、頭皮の痒み・フケの原因として、良くある原因の一つです。

シャンプーやリンスの成分が頭皮に残ると、誰であっても頭皮に違和感や痒みを感じますし、何より髪と頭皮に悪影響があるので、『洗い流しは、しっかり行う』は、基本中の基本として行ってみてください。

特に、洗髪後の半渇き~髪が乾いた頃に痒みがある場合や、髪が触れる範囲(頭皮・おでこ・頬・首・背中)にニキビや吹き出物が多い場合も、『シャンプー・リンスの洗い残し』を疑ってみましょう。

また、髪の短い男性は、一般的なリンス類(コンディショナー・トリートメント剤)は不要な場合が多いです。

リンスやトリートメント、コンディショナーの類は、伸ばした髪のケア用品であり、頭皮につけるものではありません。

洗い残しが頭皮に残ることで、不要なコート剤が残留することがあるので注意しましょう。

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1日に2回以上シャンプーをする日が多い(シャンプーのし過ぎ)

頭皮や育毛を気にする人は、『頭皮を清潔に保ちたい』と思うあまりに、シャンプーをしすぎてしまう傾向があります。しかし、シャンプーのし過ぎは頭皮にとって逆効果。

通常、頭皮はシャンプー後に一定の時間をかけて頭皮常在菌やph値、皮脂量・保湿が最適なバランスに戻っていきます。

しかし、あまりに頻繁に洗髪を繰り返すと、頭皮は何度も『イレギュラー状態(濡れている・アルカリ性・雑菌が繁殖しやすい状態)』になってしまう為、頭皮が不安定な時間が多くなり、負担にもなってしまいます。

また、繰り返しの洗髪は、頭皮から適切な水分・皮脂を奪い、頭皮を『隠れ乾燥頭皮』にしてしまうことがあります。頭皮の乾燥は、かゆみに繋がります。 洗髪後の頭皮のアルカリ性・ph値と雑菌の関係は、こちらの記事でも触れています。

洗浄力の強いシャンプーを毎日使っている(皮脂の取りすぎ)

育毛やスカルプケアに関心が高い人に多い人は、洗浄力の強いシャンプーを使った経験があるのではないでしょうか。

しかし、洗浄力の強いシャンプーは、使い方や成分に注意が必要であり、使い方を誤ると、頭皮の痒みの原因になってしまいます。

例えば、もともと乾燥性頭皮の人が、過度に洗浄力の強いシャンプーを使うことは、あまりおすすめできません。 洗浄力の強いシャンプーのほとんどは、強い脱脂力により頭皮の皮脂を溶かしだして取り去ります。

この『頭皮の皮脂を溶かしだす、強すぎるシャンプー習慣』には隠されたリスクがあり、頭皮に乾燥を感じるタイプの方だけでなく、皮脂性頭皮の人も注意が必要です。

それは『自分の頭皮はオイリータイプ』と思っていても、過剰な洗浄を繰り返すうちに頭皮から潤いが奪われ、『頭皮の乾燥化やバリア機能低下』に繋がってしまう事があるからです。

頭皮からうるおいが奪われ、乾燥してゴワつくと、痒みを感じやすくなります。 育毛にとって『過剰な皮脂は敵!』という認識が強いですが、頭皮が健やかな状態を保つためには、適切な保湿と皮脂も必要です。

頭皮にとっては、『過剰なで不衛生な皮脂』が問題であり『ほどよく適度な皮脂』は必要、と考えると分かりやすいと思います。

洗浄力の強すぎるシャンプーを毎日使っていて、同時に頭皮の痒みやフケといったトラブルを抱えている場合は『頭皮の皮脂の取りすぎて、実は頭皮が乾燥してしまっている』が原因になっているかも知れません。

シャンプー時に皮脂が根こそぎ取られてしまうので、頭皮が過剰に反応して皮脂を分泌する…皮脂が気になり、また洗浄…。

こんな事を繰り返して、気付かない内に頭皮が固くなり、内部が乾燥した『ゴワつき頭皮』になってしまいます。

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頭皮のかゆみ・フケといったトラブルの原因がヘアケア習慣による場合、まずは上記の3点をチェックし、見直してみて下さい。この3つの原因を直すことで痒みの症状が改善されるケースは、非常に多いと思います。

意外と気づかない痒みの原因。こんなヘアケアしていませんか?

これまで挙げた『痒みの原因』は、とても基本的なものですが、他にも『これが痒みの原因になるのか!』というものがいくつも存在します。 痒みの原因は体質や頭皮タイプによって異なりますが、意外と気づかない『ちょっとした原因』が、痒みに繋がっているかも知れないので、是非チェックしてみて下さい。

シャンプー時のお湯の温度が熱すぎる ・ドライヤーが熱すぎる

40度を超える熱いシャワーは、頭皮の感覚を麻痺させるので『痒み』は一時的に収まります。ですが、痒みの根本的な改善にはつながりません。

さらに、敏感肌や乾燥頭皮タイプの人は、熱湯で肌や頭皮を洗うと、皮膚が熱湯の刺激に負けて痒みの原因になることがあります。特にシャワーの場合は要注意。水圧と熱湯で、頭皮の皮脂を過剰に溶かしだし、乾燥に繋がり、痒みの原因になる場合があります。

熱風によるドライヤーも、あて過ぎによる軽度の火傷や乾燥に注意が必要です。

ミントやメンソール系の整髪料を常用

ミントやメントール系の成分は、通常の配合量であれば問題はありませんが、あまりに清涼感が強く、効果が強力なものを常用する際は要注意。

通常、ペパーミントやメントール系の成分は、冷感を感じる受容体を刺激したり、成分そのもの気化熱により頭皮に清涼感を生み出します。 『使用後にスーッとなる・頭皮がひんやりする』という効果は、確かに快感です。 『冷たい=痒みが抑えられる』ので、清涼成分が効いている間は『痒みが収まった』と勘違いしてしまうこともあるでしょう。

ですが、根本的な痒みの原因を改善しないと、効果が切れるタイミングで痒みが戻ってくるため、より強烈な痒みに悩まされる事もあります。

これらの成分は、適切な配合量であれば育毛に役立つ成分ですが、頭皮を麻痺させる程強力な清涼感に日常的に慣れてしまうのは要注意。自分の頭皮の正確な状態が把握できなくなってしまうので、頭皮トラブルの根本原因が見つけづらくなってしまいます。

体質に合わない整髪料・洗い残し

女性も、化粧品の成分によって、肌に合う/合わないものが存在します。

毎日化粧品を使う女性は、化粧品の成分に敏感になりますが、男性は無頓着になりがち。 ですが、整髪料も頭皮に触れるものなので、当然頭皮に『良い・悪い』影響を及ぼします。

整髪料を変えて、明らかに頭皮トラブルが増えた場合は、使用を見送ったほうが懸命です。 また、ヘアセット用のワックスやスプレーは、注意していても頭皮に付着し、放置すると頭皮のかぶれや痒みの原因につながります。

整髪料を使用する際は、出来るだけ頭皮につかないように使用し、シャンプー時は優しくしっかりと洗い流すように心がけることが大切です。

髪を洗う/掻く時、爪を立てている。頭皮の傷。

洗髪時に爪を立てると、頭皮に細かな傷ができ、炎症や痒みの原因になってしまいます。 どうしても痒みが収まらない時は、爪で掻くのではなく、指の腹で強く押す・指の腹で軽く頭皮を磨る・頭皮を押しマッサージ等で対処してみて下さい。

これらの方法でも、痒みを和らげることが可能です。 シャンプー時も、頭皮の痒みやフケが気になるからと言って、ガシガシと乱暴に洗うことはせず、指の腹をつかって『揉みこむ』ことを意識します。

シャンプーブラシ(ヘッドブラシ)での過剰なマッサージ

最近はシャンプー時のマッサージブラシが流行していますが、使い方を誤ると、逆に頭皮を傷めます。 特に、薄毛や育毛を意識している人ほど『念入りに・・・念入りに・・・』という気持ちが強くなり、力が入りすぎてしまうことがあります。

硬い歯ブラシで乱暴に歯を磨くと、歯ぐきが削られ減ってしまうことがあるように、頭皮ブラシも力任せに使っていては頭皮を傷めてしまいます。

マッサージブラシは、手の腹で直接マッサージを行うのに比べると、実際にどの程度頭皮に加重がかかっているか分かりずらいデメリットがあります。

力任せに頭皮をこすっていないか?痛めつけていないか?を再確認してみましょう。

・頭皮に汗をかいた後、放置する習慣。
・髪を洗った後、乾かさない。
・髪が濡れたまま寝る。

汗で湿ったままの頭皮や、シャンプー後の濡れた頭皮は雑菌が繁殖しやすく、頭皮環境が悪化しやすい状態になってしまいます。

また、『シャンプーのし過ぎに注意』の項目でも挙げたように、シャンプー後の濡れた髪を放置するということは、頭皮が不安定な状態(濡れている・アルカリ性・雑菌が繁殖しやすい状態)のままで放置するという事です。

頭皮や髪に悩みを抱えているなら、避けたい状態です。 これまで挙げたシャンプー方法による頭皮トラブルの改善策は、こちらの記事に詳しくまとめています。

一般的な頭皮の痒みトラブルは、上で挙げたようにシャンプー方法・整髪料の見直しで治るケースがほとんどだと思います。

次回は、少し違った意外な『痒み』の原因として、『食生活や生活習慣による頭皮の痒み』をピックアップしていきます。 シャンプー方法や整髪料に問題がないのに、痒みトラブルが改善されない場合に参考にしてみて下さい。

NEXT:栄養バランスの乱れ・血行不良・ストレス。『ヒスタミン』が痒み肌の原因に。

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